ブラックマンデーの頃

まだ若かったころ、はじめて味わった暴落がブラックマンデーでした。
ニューズウィーク誌にNYダウは年内にも3000ドルへと、記事が載り、内心東京でも儲けるのはこれからと思ったものです。
毎日朝5時の短波を聞きながらNY市場の株価をチェックしていたのですが、その日は夜中の2時の時点ですでに大幅安でした。
朝の放送で、最後の30分だけで100ドル落ちました!(今で換算すると500ドル!)というアナウンサーの声を今でも覚えています。
これが一番印象には残っているのですが、当時より何かの時にいつも感じていることは、その前からホントはおかしかった!ということです。
つまりは、おかしくなってからも必ず幸福の期間があるということです。


今は死語になったノストラダムスですが、その処世記の一節
「1999年の7の月 天から恐怖の大王が降ってくる
アンゴルモアの大王をよみがえらせ
その前後マルスは幸福の名のもとに支配するだろう」
が頭から離れず、幸福の時はいつも悲劇の時と、となりあわせだと考えていたものです。


それはともかく、大きな変動は不思議と一気には起こりません。
必ず、幸福の期間があることも不思議です。
日本のその期間は、おそらくベルリンの壁崩壊の当たり、最後の幸福だったのでしょうね。
とにかく今は、ドルが崩れても、中国が崩れても、幸福の期間によって戻ります。
このままひと月を経過すれば、本当の幸福と認定されます。それを願っています。


このチャートのブルーの罫線はブラックマンデーNYダウ、白は今のNYダウ、ここまでは同じです。

にほんブログ村 先物取引ブログへ 面白かったらクリックお願いします