本来、投資をする前に伝えておかなければならないことは心の話です。
もし相場への見方が大方あっていてなお、ポジションがうまく取れず、
行ったり来たりの展開で投資方法に悩んでいるのなら
それはテクニカルや経済要素の分析方法のせいでも、情報が遅いからでもありません。
ひとえに、こころの準備ができてないからです。
相場はないものを買ってないものを売ります。
そこには実体がありません。真実も、偽りも、すべてが実体のないものと考えて投資に望まなければなりません。


祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす
おごれる人も久しからず ただ春の世の夢のごとし
たけき者も遂には滅びぬ 偏に風の前の塵に同じ


天井を取ろうとすれば、止まない欲望に喰われます。
大底を拾おうとすれば、暴落の恐怖に逃げることになります。
相場も人の人生のように、真ん中を行かなければなりません。
それは、欲を押さえ、心の主となることに違いありません。
長い道のりです。しかし、またこの道しか残されていません。


これから投資を始める方に話さなければならないはじめのことです。

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