NYダウ長期トレンド

トレンド分析の中でもっとも重要なのは長期トレンド分析です。
それにより、この相場が加熱状態がどの方向に収まるのか、見ることができます。
NYダウのトレンド見ますと、4月5月と二ヶ月で1000ドル以上の上げをしたことが分かります。
この課程で、加熱以下にあったトレンドが急速に加熱状態になりました。
短期での加熱、中期での加熱は冷めてもすぐに持ち直しますが、長期での加熱し過ぎは相当の注意が必要です。

NYダウ月足
今回の13500ドル以上は最終加熱ゾーン以上のレベルですので、好き嫌いにかかわらず、ある程度の期間と値幅で調整がやってきます。
ただ、この調整はあくまでも13395ドルを月の引けで割れてきた時です。
その時からの調整は数ヶ月を要します。
逆にPKOが入っている場合は、このポイントを割り込ませないように買ってきます。
いずれにしてもこの6月は上げたとしても最後の上げの月となります。
以前、これと同じレベルの上昇加熱をとったトレンドは97年の8000ドルを取ったところです。
この時は5月にからオーバーシュートして6月に最後の伸びでさらにレンジの外に行きました。
今回の同じ日柄ですので、5月からのオーバーシュートは6月に最終高値をとって半年以上の調整に入ることが考えられます。

NYダウ1996年月足
問題なのは、この一番高いところで、みんなが、目一杯買っている、ということです。
なぜなら、それまで本当に、不思議なくらい、買いで儲かっていたからです。
欲望は欲望を生み、果てしない海の彼方まで帆を張っていくのです。
だれが途中で降りられましょうか。
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